2008.09.07 カテゴリ: 映画・文学
吉井和哉自伝「失われた愛を求めて」を 読む・・・
それまで語られなかった事実を
知ったときの
センセーション!!
それは・・・
かなりスリリングかもしれない。
(笑)
![]() | 失われた愛を求めて―吉井和哉自伝 (2007/12/22) 吉井 和哉 商品詳細を見る |
http://youtu.be/ueUOTImKp0k
吉井和哉自伝「失われた愛を求めて」を読んだ。

これまでにも彼の半生はメディアを通じてかなり語られている。
依って、正直・・・
あまり期待もしていなかった。
(笑)

母親が水商売をしていて、父親は旅役者だった。
その父親は、
彼が生まれたすぐ後に
役者の道から足を洗い、堅気の職業に就いていた。
そして役者を辞めた後、鉄工所で働き始めた父親は、
仕事中に不慮の事故に遭い
突然この世から去ってしまった。
それからは母親とおばあちゃんの手に依って育てられた。
これだけの事実が既に語られていた。
にも拘わらず・・・
この本に記された事実は、
ロックスター!! 吉井和哉が歩んできた、
当たり前の赤裸々な半生だったのだ。

喪失と再生と破壊。
果てしない・・・
人生の螺旋階段!!
“『SICKS』でスタジオの外に見える
森の緑と木漏れ日を見ながら、「これがずっと続くといいね」って言ってたっていうのが、次のアルバムで消えちゃったんですね。
はははは、早っ。
もう5年ぐらい先だと思ってたな。”
(本文より抜粋)
普通の42歳の男の、
曲がりくねった人生行路の軌跡が、
そこには在った。

イエローモンキーで成功の階段を上り詰めようとしていた頃、
既に
結婚していたという事実。
しかも現在
子供が4人いるという事実。
それまで本人の口から語られていなかっただけに、
かなりセンセーショナルではあったけど。
(笑)
ふつうに・・・母親との確執!
ふつうに・・・妻や子供たちとの軋轢と破綻。
当たり前の一人の冴えない中年男が
ぽつんと・・・
赤羽十条の原っぱに立っていた。
うん!
それでも人生は続いていく。
(笑)
自分と・・・
そして自分を支えてくれる全ての愛しい人達を護るために。
そして・・・
全ての失われたものを奪還するために。
“今は、せつなさと解放感が、両方ある感じ。
「始まるんだなあ、もう一回」。
そういう感じ。うん・・・・・・。”
“徐々に徐々に、遠慮はなくなって、本来の吉井和哉になれると思う。
もういっぺん人生のスタートに立ったかもしれないね。”
(本文より抜粋)
吉井和哉のファンである人も・・・
そうでない人も・・・
読んでみる価値はきっとあると思う。
David Bowie 「Life On Mars?」
Mott The hoople 「 The Golden Age Of Rock & roll」
The Yellow Monkey 「Tactics」

また遊びに来ますね。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
僕も・・・
ふらふらしてますので(笑)
また・・・気が向いたら
覗きに来て下さいませ。
それでは・・・
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